持続化補助金の申請サポートとは

持続化補助金の申請サポートとは、行政書士・中小企業診断士などの専門家が、経営計画兼補助事業計画(様式2・様式3)の組み立てや必要書類の確認を支援するサービスです。本補助金は事業者自らが経営を見つめ直し、自ら策定した経営計画に基づく取組を支援する制度であるため、事業者自身が検討していると読み取れない計画は不採択となります。専門家の役割は、事業者の考えを審査の観点に沿って整理することにあります。

あわせて、地域の商工会・商工会議所が発行する事業支援計画書(様式4)が申請書類として必要です。様式4の発行にあたっては、商工会・商工会議所が計画の内容を確認します。第20回の発行受付締切は2026年12月4日(金)で、受付締切以降の発行依頼はいかなる理由があってもできません。

自力申請 vs 代行申請 比較

比較項目 自力申請 申請代行・申請サポート
費用 申請手数料のみ(実質無料) 着手金+成功報酬(5〜15%)
採択率 経営計画の書き込み次第 専門家の技術知識で採択率向上
手間・時間 経営計画の作成・書類の収集に時間が必要 本業・設備更新計画に集中できる
計画の整理 自社で整理、または商工会・商工会議所の窓口で相談 審査の観点に沿った整理を一緒に行える
設備メーカーとの連携 自社で探す必要あり 対象設備メーカーとの連携ネットワーク活用
採択後フォロー 実績報告・事業効果等状況報告も自社対応 代行・サポートが受けられる場合あり

持続化補助金 申請サポートの費用相場

申請サポートの費用は、専門家の資格・実績・サポート範囲によって異なります。通常枠の補助上限は50万円で、特例の上乗せを含めても最大250万円です。補助額に対して費用が見合っているかを、書面の見積で確認してください。

料金タイプ 相場 特徴
着手金のみ 5〜20万円 採択・不採択に関わらず支払う固定費用。成功報酬なし。
成功報酬のみ 採択額の8〜15% 採択されなければ費用ゼロ。小規模案件は高め、大型案件は低めに設定されることが多い。
着手金+成功報酬(最多) 着手金3〜10万円+採択額の5〜10% 着手金と成功報酬を組み合わせるモデル。着手金に含まれる作業範囲を確認する。
月額サポート 3〜10万円/月 計画づくりから申請、採択後の実績報告まで継続してサポート。
確認のしかた:通常枠の補助上限は50万円です。着手金と成功報酬の合計が補助額に対してどの程度になるかを、依頼前に書面の見積で確認してください。公募要領では、提供するサービスの内容と乖離した高額なアドバイス料金を請求する業者への注意が呼びかけられており、第三者支援者に対してヒアリングや現地調査が行われる場合があります。

申請代行・申請サポートを依頼できる専門家

持続化補助金の申請サポートを担える専門家には複数の種類があります。まず、地域の商工会・商工会議所は様式4の発行と補助事業実施における助言等の支援を無料で行う公的な窓口です。そのうえで、計画の整理を依頼する場合の選択肢は次のとおりです。

行政書士

行政書士法に基づき、官公署への提出書類作成・代行が本業です。必要書類の整備を任せられます。持続化補助金の支援実績がある行政書士を選ぶと、様式2・様式3の構成の相談がしやすくなります。

中小企業診断士

自社の経営状況分析、経営方針・目標、補助事業計画の有効性という審査の観点に沿って計画を整理することに強みがあります。自社と同じ業種での支援実績を持つ診断士だと、商圏や顧客像の整理が進めやすくなります。

商工会・商工会議所の経営指導員

事業支援計画書(様式4)を発行する公的な窓口です。発行にあたって計画の内容を確認し、補助事業実施における助言等の支援を行います。相談は無料で、申請には様式4の発行が必須のため、まずここへ連絡するのが実務上の出発点です。

税理士・社労士

補助金は額の確定を受けた事業年度の収益として計上し、法人税・所得税の課税対象になります。決算への影響や、区分経理の進め方について顧問税理士に確認しておくと、実績報告時の経理書類の準備が進めやすくなります。

失敗しない専門家の選び方 5つのポイント

専門家を選ぶときに確認したい5つのポイントです。費用と支援範囲は書面で確認してください。

  • 持続化補助金の支援実績があるか

    持続化補助金は公募回ごとに要領が改定されます。直近の公募回での支援実績を確認しましょう。自社と同じ業種での支援実績があると、商圏や顧客像の整理が進めやすくなります。

  • 着手金と成功報酬の透明性

    費用体系が明確かどうかを確認しましょう。着手金に含まれる作業の範囲、成功報酬の算定方法を書面で入手することが大切です。着手金、成功報酬その他名目のいかんを問わず、支払った金額は様式2に記載します。

  • 経営計画の整理を一緒にできるか

    計画審査では、自社の経営状況分析の妥当性、経営方針・目標と今後のプランの適切性、補助事業計画の有効性、積算の透明・適切性が評価されます。事業者の言葉を引き出し、客観的事実に基づいて整理してくれるかを確認してください。丸ごと代筆する形は、事業者自らが検討していないと判断されるおそれがあります。

  • 採択後のフォロー体制

    採択後も見積書等の提出、交付決定、補助事業の実施、実績報告書と経理書類の提出、補助金の請求、補助事業終了から1年後の事業効果等状況報告と手続きが続きます。どこまで対応してもらえるかを事前に確認してください。

  • 見積の取り方を案内してもらえるか

    発注総額が1件50万円(税込)を超える機械装置等は2者以上の見積が必要で、中古品は金額にかかわらず2者以上の見積が必要です。採択発表後、交付決定までに価格の妥当性を証明できる見積書等の提出も求められます。見積の取り方を具体的に案内してもらえるかを確認してください。

持続化補助金 申請サポートの流れ

専門家に申請サポートを依頼した場合の一般的な流れです。様式4の発行受付締切(2026年12月4日)から逆算して進めます。

  1. 1

    無料相談・ヒアリング

    自社の事業内容・現在のエネルギー使用状況・更新を検討している設備をヒアリング。補助金の対象要件を満たすかを確認します。

  2. 2

    取組の整理と対象経費の確認

    販路開拓のために何を新しく始めるかを整理し、必要な経費が8区分のどれに当たるかを確認します。1件50万円(税込)超の機械装置等は2者以上の見積を取得します。

  3. 3

    経営計画(様式2・様式3)の作成

    自社の経営状況分析、経営方針・目標と今後のプラン、補助事業計画、積算を書きます。売上高・売上総利益の増加を目指す取組であることを、客観的事実に基づいて示します。

  4. 4

    申請書類の準備・提出

    必要書類(確定申告書、または貸借対照表および損益計算書、法人で決算期を一度も迎えていない場合は現在事項全部証明書等)を収集し、電子申請システムへの入力・提出を行います。GビズIDプライムのアカウントが必要です。

  5. 5

    審査・採択通知

    提出後、審査機関による審査(1〜2ヶ月)。採択・不採択の通知が届きます。

  6. 6

    採択後フォロー(見積提出・事業実施・実績報告)

    採択後は見積書等の提出、交付決定、交付決定日以降の発注と実施、実績報告書と経理書類の提出、補助金の請求と続きます。補助事業終了から1年後には事業効果等状況報告の提出も必要です。

よくある質問

  • 第三者の支援を受けること自体は禁じられていません。ただし公募要領では、商工会・商工会議所を除く第三者からの支援を受けている場合、支援料金の支払いの有無にかかわらず、確認事項入力(様式2)に相手方と支援に係る金額を記載することが求められています。記載がない場合は虚偽の報告として不採択・交付決定取消となります。また、事業者自らが検討しているような記載が見られない場合も、評価に関わらず不採択・交付決定取消となります。
  • 支援者によって異なります。通常枠の補助上限は50万円であることを踏まえ、着手金と成功報酬の合計が補助額に対してどの程度になるかを書面の見積で確認してください。費用の考え方は上記「費用相場」セクションをご参照ください。
  • 機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費、旅費、新商品開発費、借料、委託・外注費の8区分です。単なる取替え更新の機械装置等や、汎用性が高く目的外使用になりえるもの(パソコン・タブレット端末・PC周辺機器等)は対象外です。
  • 必須です。地域の商工会・商工会議所が発行します。商工会地区は申請システム内で発行依頼を行い窓口での面談を経て発行を受け、商工会議所地区は窓口で受け取ったPDFを申請システムへアップロードします。第20回の発行受付締切は2026年12月4日(金)です。
  • 第20回は様式4の発行受付締切が2026年12月4日(金)、申請受付締切が2026年12月15日(火)17:00です。様式4の発行には時間を要する場合があり、窓口の面談枠が埋まることもあります。経営計画を作ってから窓口へ依頼する順序になるため、早めの着手が現実的です。
  • 補助金は経理上、補助金の額の確定を受けた事業年度における収益として計上するものであり、法人税・所得税の課税対象です。また補助事業については区分経理を行う必要があります。決算への影響は顧問税理士にご確認ください。
  • 専門家によります。実績報告では経理書類の提出が必要で、補助事業終了から1年後には事業効果等状況報告も求められます。この報告を提出していないと次回の申請に制限が課されるため、依頼前に採択後フォローの範囲を確認してください。

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当サイトに掲載の専門家は、小規模事業者持続化補助金の支援実績があります。対象になるかの判定、経費区分の当てはめ、経営計画の整理まで、まずはお気軽にご相談ください。事業支援計画書(様式4)の発行は地域の商工会・商工会議所が行います。

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