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茨城県の持続化補助金2026|窓口・採択件数・申請のコツ

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茨城県の小規模事業者持続化補助金 第20回ガイド

この記事の結論

茨城県の小規模事業者は、小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>第20回に補助上限50万円・補助率2/3で申請できます。申請受付は2026年11月5日(木)から2026年12月15日(火)17:00まで、事業支援計画書(様式4)の発行受付締切は2026年12月4日(金)です。窓口は事業所の所在地により商工会議所または商工会に分かれます。

茨城県はつくば市の研究機関をはじめ、製造業や物流の集積地でもあり、小規模事業者が新技術や新サービスを事業化する場面でも持続化補助金が活用できます。申請には水戸をはじめとする県内8つの商工会議所、または茨城県商工会連合会を通じた商工会の支援(様式4の発行)が必須です。商工会地区・商工会議所地区を合わせた採択件数は第17回260件、第18回162件、第19回156件と推移しており、関東の中でも継続して活用件数が多い県の一つです。製造業、農業、物流、研究機関周辺の事業者など幅広い業種で使われており、第20回はウェブサイト関連費・広報費の上限がそれぞれ定額30万円(税込)に変わっている点も踏まえて計画してください。本補助金は物価高騰・賃上げ・インボイス制度導入など事業環境の変化に対応する販路開拓の取組を支援する中小企業生産性革命推進事業の一環で、採択後は交付決定日以降でなければ発注・契約・支払いができません。処分制限財産に該当する設備は取得後5年間の管理義務がある点もあわせて確認してください。

茨城県の人口は約284万人、主要産業は製造業・農業・物流・研究機関です。

補助上限・補助率と第20回の日程

小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>第20回の補助上限・補助率と日程です。茨城県の事業者も全国共通の条件で申請します。

項目内容
補助上限(通常枠)50万円
補助率2/3(賃金引上げ特例に取り組む事業者のうち、直近1期または直近1年間の課税所得金額がゼロ以下の事業者は3/4)
インボイス特例補助上限に50万円上乗せ
賃金引上げ特例補助上限に150万円上乗せ
両特例を満たす場合補助上限に200万円上乗せ(最大250万円)
申請受付開始2026年11月5日(木)
申請受付締切2026年12月15日(火)17:00
事業支援計画書(様式4)発行受付締切2026年12月4日(金)
採択発表2027年3月頃(予定)
申請方法電子申請(GビズIDプライムが必要)

様式4は締切が別です

事業支援計画書(様式4)は地域の商工会・商工会議所が発行します。発行受付締切は2026年12月4日(金)で、申請受付締切(2026年12月15日(火)17:00)より前です。受付締切以降の発行依頼は、いかなる理由があってもできません。

出典:公募要領 第8版(2026年7月21日)

茨城県で対象になる「小規模事業者」の範囲

補助対象者は「商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律」の定義に沿って、業種ごとに常時使用する従業員の数で判定されます。

業種常時使用する従業員の数
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)5人以下
サービス業のうち宿泊業・娯楽業20人以下
製造業その他20人以下

会社役員と同居の親族従業員、日雇労働者、2か月以内の期間を定めて使用される者、試用期間中の者は「常時使用する従業員」に含まれません。

茨城県の商工会議所・商工会の窓口

茨城県で事業支援計画書(様式4)の発行を依頼する窓口です。事業を営んでいる場所が商工会議所地区か商工会地区かで窓口が変わります。

窓口区分公式サイト
水戸商工会議所商工会議所公式サイト
土浦商工会議所商工会議所公式サイト
古河商工会議所商工会議所公式サイト
日立商工会議所商工会議所公式サイト
石岡商工会議所商工会議所公式サイト
下館商工会議所商工会議所公式サイト
結城商工会議所商工会議所公式サイト
ひたちなか商工会議所商工会議所公式サイト
茨城県商工会連合会商工会連合会公式サイト

自分の窓口が分からないとき

事業所の所在地がどちらの地区に該当するかは、商工会議所検索サイト商工会検索サイトで調べられます。当サイトの商工会議所・商工会 窓口一覧でも都道府県別に確認できます。

事業支援計画書(様式4)を受け取るまでの流れ

  1. GビズIDプライムのアカウントを取得する(GビズID
  2. 経営計画兼補助事業計画(様式2・様式3)を自分で作成する
  3. 地域の商工会・商工会議所へ様式4の発行を依頼する(発行受付締切 2026年12月4日(金))
  4. 商工会地区は申請システム内で依頼し、窓口での面談を経て発行を受ける。商工会議所地区は窓口へ依頼し、受け取ったPDFを申請システムへアップロードする
  5. 必要書類を揃えて申請を完了する(2026年12月15日(火)17:00)

発行には時間がかかることがあります。余裕をもって窓口へ依頼してください。

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茨城県の採択実績と審査で見られる点

第19回の茨城県の採択件数は156件です。

出典:補助金事務局の採択者一覧

全国では第19回に16,576者が申請し7,819者が採択されました(採択率47.2%)。審査は基礎審査(要件を満たすか)と計画審査(経営計画・補助事業計画の内容)で行われ、計画審査では次の4点が見られます。

  • 自社の経営状況分析の妥当性
  • 経営方針・目標と今後のプランの適切性
  • 補助事業計画の有効性
  • 積算の透明・適切性

茨城県独自の上乗せ制度

茨城県独自の上乗せ制度について

県・市独自の上乗せ制度は本ページ作成時点で公式に確認できたものはありません。

自治体の制度は年度ごとに新設・終了・要件変更があります。最新の状況は茨城県の商工・産業振興担当課、または地元の商工会議所・商工会でご確認ください。

茨城県の主要産業別 持続化補助金の使い方

茨城県の主要産業ごとに、販路開拓の取組を補助対象経費のどの区分に当てはめるかを整理しました。

茨城県の製造業での使い方

茨城県内の製造業では、県外・海外の新規取引先を開拓するための展示会等出展費(オンライン展示会・商談会も対象)や、開発した製品を紹介する新商品開発費(試作原材料・デザイン費が対象)を組み合わせて活用する例が考えられます。あわせて生産設備の刷新には機械装置等費が使えますが、単価50万円以上は処分制限財産として5年間の管理義務が生じます。発注総額が50万円(税込)を超える場合は2者以上の相見積りが必要で、単価50万円以上の設備は処分制限財産として取得後5年間の管理義務が生じます。経営計画には自社の技術力と販路拡大の見込みを具体的に示すことが重要です。

茨城県の農業での使い方

茨城県は農業産出額の大きい県で、系統出荷のみの個人農業者は対象外とされるため、直売や加工品販売など自社で販路を持つ事業形態が前提になります。対象となる場合は、直売所の看板・パンフレット制作に広報費(上限30万円・税込)、注文受付用のオンラインショップ整備にウェブサイト関連費(同じく上限30万円)を活用し、売上増加の見込みを経営計画に具体的に記載することが求められます。対象経費は交付決定日以降に発生し補助事業期間内に支払いを完了したものに限られ、採択通知の段階ではまだ発注・契約に着手できません。様式2では売上増加の見込みを具体的な根拠とともに記載することが求められます。

茨城県の物流での使い方

物流関連の小規模事業者では、業務効率化のための機械装置等費や、取扱品目・サービス内容を分かりやすく伝えるウェブサイト関連費(上限30万円・税込)を活用する例が考えられます。ただし自動車等車両(車両本体)は対象外とされているため、対象経費に含めないよう注意が必要です。発注総額が50万円(税込)を超える機械の導入は2者以上の相見積りが必要で、単純な老朽化更新のみを目的とした導入は対象外とされます。業務効率化の取組であっても、単なる老朽化更新にとどまらず生産性向上につながる内容であることを経営計画で明確にする必要があります。あわせて自社の得意分野や対応可能なエリアを具体的に伝えるウェブサイトの整備も有効です。

茨城県の研究機関での使い方

つくば市周辺の研究機関と関わりのある小規模事業者では、新商品開発費(試作原材料・デザイン費が対象)を使った技術の事業化や、成果を発信するウェブサイト関連費(上限30万円・税込)の整備が考えられます。ただしコンサルティング・アドバイス費用は原則対象外とされており、専門家への相談自体を補助対象にすることはできません。発注総額50万円(税込)超の設備投資は2者以上の相見積りが必要で、単価50万円以上の機械は処分制限財産として5年間の管理義務が生じます。研究成果を事業化する場合は、対象経費の区分(新商品開発費・ウェブサイト関連費等)を事前に窓口へ確認しておくと安心です。

補助対象経費の8区分と茨城県での用途例

補助対象になる経費は次の8区分です。この区分に当てはまらない経費は対象外です。

経費区分要領の主な規定
①機械装置等費補助事業の遂行に必要な機械装置等の購入に要する経費。単なる取替え更新は対象外。1件50万円(税込)超は2者以上の見積が必要
②広報費パンフレット・ポスター・チラシ・インターネット広告・SNS広告等。補助金交付申請額の上限30万円(税込)。この経費のみでの申請は不可
③ウェブサイト関連費ウェブサイト・ECサイト・システムの開発、構築、更新、改修、運用。補助金交付申請額の上限30万円(税込)。この経費のみでの申請は不可
④展示会等出展費オンラインによる展示会・商談会等を含む
⑤旅費国が定める旅費の支給基準を踏まえた基準により算出
⑥新商品開発費原材料費を計上する場合は受払簿(任意様式)の作成が必要
⑦借料補助事業に必要な機器・設備等のリース料、賃借料
⑧委託・外注費ウェブサイト・システム開発等に係るものは③ウェブサイト関連費で計上

茨城県の事業者からよくある使い方です。

  • 機械装置等費:生産性向上のための設備導入・更新が対象です。単価50万円(税抜)以上は処分制限財産となり5年間の管理義務が生じ、発注総額50万円(税込)超は2者以上の見積りが必要です。製造業の生産設備や農業の調製機械の更新など、性能向上を伴う導入が対象になり得ます。
  • 広報費:チラシ・看板の制作費です。第20回から補助金交付申請額の上限が定額30万円(税込)になりました。会社PRのみの広告や求人広告、単独での申請は対象外です。農業の直売所が制作するパンフレットや、製造業の会社案内などが例として考えられます。求人広告のみを目的とした制作物も対象外です。
  • ウェブサイト関連費:自社サイトの新設・改修などが対象です。上限は第20回から定額30万円(税込)に統一され、単独申請はできません。コンサルティング費用は対象外です。研究機関と関わる事業者の技術紹介サイトや、物流事業者のサービス紹介ページなどが対象になり得ます。
  • 展示会等出展費:商談会・見本市への出展費用で、オンライン展示会・商談会も対象です。レンタカー代・ガソリン代・駐車場代、国の他の助成を一部でも受ける出展は対象外です。製造業が県外・海外バイヤー向け商談会に出展する場合などに活用できます。移動にかかるレンタカー代・ガソリン代も対象外です。

広報費・ウェブサイト関連費だけでは申請できません

広報費とウェブサイト関連費は、それぞれ補助金交付申請額の上限が30万円(税込)で、その経費のみでの申請はできません。必ず他の経費と組み合わせて申請します。

茨城県での申請のコツ

茨城県で申請するときに押さえておきたい実務のポイントです。

  1. 様式4(事業支援計画書)は商工会議所・商工会の発行で、受付締切は2026年12月4日です。締切後は発行を受けられません。
  2. 申請受付は2026年11月5日から12月15日17:00までで、電子申請システムのみの受付です。
  3. 電子申請にはGビズID(プライムまたはメンバー)が必要です。取得まで数週間かかるため早めに準備してください。
  4. 交付決定前の発注・契約・支払いは対象外です。採択の通知だけでは着手できません。
  5. インボイス特例(最大50万円上乗せ)・賃金引上げ特例(最大150万円上乗せ)は併用可能で最大200万円上乗せです。

交付決定前の発注は対象外です

補助対象になるのは、交付決定日以降に発生し補助事業期間中に支払が完了した経費です。採択通知を受け取っただけでは発注できません。第20回の補助事業実施期限は2028年3月31日(金)、実績報告書の提出期限は2028年4月10日(月)です。

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茨城県の市区町村別ガイド

茨城県の主要業種別ガイド

茨城県の主要産業(製造業・農業・物流)向けの業種別ガイドです。業種ごとの対象経費の当てはめ方と事業計画の書き方を解説しています。

関東地方の他の都道府県ガイド

関東地方の他の都道府県ガイドもあわせてご覧ください。

申請の全体像から対象経費の当てはめまで、あわせてお読みください。

よくある質問(FAQ)

A事業を営む市区町村により、水戸市など商工会議所のある地域は商工会議所、それ以外の地域は茨城県商工会連合会を通じた商工会が窓口です。所在地が分からない場合は最寄りの窓口に確認してください。商工会議所地区は発行されたPDFを自分でシステムにアップロードする必要があり、商工会地区とは様式4の反映方法が異なります。
A商工会地区・商工会議所地区の合算で、第17回260件、第18回162件、第19回156件と推移しています(official.jizokukanb.com公表の採択者一覧の集計)。申請件数や採択率の公式数値は本ページ作成時点では確認できていません。件数は商工会地区・商工会議所地区それぞれの採択者一覧PDFを集計したもので、回ごとの申請数の変動により増減します。
A開発にかかる試作原材料費やデザイン費は新商品開発費として対象になり得ますが、コンサルティング・アドバイス費用は原則対象外です。研究機関への委託内容が対象経費の区分に合致するか事前に窓口へ確認することをおすすめします。経費の内訳や必要理由を具体的に記載することが重要で、「○○一式」のような内訳不明な記載は対象外と判断される場合があります。
A対象になり得ますが、自動車・フォークリフトなどの車両本体は対象外です。業務効率化のための機械装置等費や、サービス内容を伝えるウェブサイト関連費(上限30万円・税込)などを組み合わせて計画することができます。業務効率化のための設備であっても、単に老朽化した設備を入れ替えるだけの取替え更新は対象外とされる点にも注意してください。
A本ページ作成時点で、国の持続化補助金に対する茨城県独自の上乗せ制度は公式に確認できていません。独自の支援策については事業所在地の商工会議所・商工会に直接お問い合わせください。地域独自の支援策の情報は、国の窓口とは別に市町村の産業振興担当窓口でも確認できる場合があります。「茨城県の上乗せ」等をうたう情報を見かけても、必ず公式サイトや窓口で出典を確認してから判断してください。

本記事の監修

齊木祐介(株式会社ASI 代表取締役)

AI・ロボティクスの導入支援、補助金・助成金の活用支援、専門メディアの運営など複数事業を統括。実務で得た知見をもとに、本サイトの情報を監修しています(運営:株式会社ASI)。

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